えびの市議会 > 2018-12-13 >
平成30年12月定例会(第 6号12月13日) 閉会

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  1. えびの市議会 2018-12-13
    平成30年12月定例会(第 6号12月13日) 閉会


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    平成30年12月定例会(第 6号12月13日) 閉会                         平成三十年十二月十三日 午前十時開議 第  一  議案第六十八号~議案第七十八号       陳情第  五号、陳情第  六号 第  二  報告第 十四号 専決処分した損害賠償の額の決定について 第  三  議案第七十九号 えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正につ               いて 第  四  議案第八十 号 えびの市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関す               る条例及びえびの市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期               末手当に関する条例の一部改正について 第  五  議案第八十一号 えびの市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一               部改正について 第  六  議案第八十二号 平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第七号)につ               いて 第  七  議案第八十三号 平成三十年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正               (第四号)について 第  八  議案第八十四号 平成三十年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正               (第四号)について 第  九  議案第八十五号 平成三十年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第四
                  号)について 第 十   議案第八十六号 平成三十年度えびの市水道事業会計予算の補正(第四号)               について 第 十一  議案第八十七号 平成三十年度えびの市病院事業会計予算の補正(第四号)               について 第 十二  議案第八十八号 平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第八号)につ               いて 第 十三  委員会提出意見書案第一号 硫黄山噴火に伴う泥水対策等に関する意見書           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件                       平成三十年十二月十三日 午前十時開議    一  議案第六十八号~議案第七十八号       陳情第  五号、陳情第  六号    二  報告第 十四号 専決処分した損害賠償の額の決定について    三  議案第七十九号 えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正につ               いて    四  議案第八十 号 えびの市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関す               る条例及びえびの市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期               末手当に関する条例の一部改正について    五  議案第八十一号 えびの市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一               部改正について    六  議案第八十二号 平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第七号)につ               いて    七  議案第八十三号 平成三十年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正               (第四号)について    八  議案第八十四号 平成三十年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正               (第四号)について    九  議案第八十五号 平成三十年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第四               号)について   十   議案第八十六号 平成三十年度えびの市水道事業会計予算の補正(第四号)               について   十一  議案第八十七号 平成三十年度えびの市病院事業会計予算の補正(第四号)               について   十二  議案第八十八号 平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第八号)につ               いて   十三  委員会提出意見書案第一号 硫黄山噴火に伴う泥水対策等に関する意見書 出 席 議 員(十五名)     一番   上 原 康 雄  君     一〇番   北 園 一 正  君     二番   小 宮 寧 子  君     一一番   竹 中 雪 宏  君     三番   吉 留 優 二  君     一二番   西 原 義 文  君     四番   金 田 輝 子  君     一三番   西 原 政 文  君     五番   中 山 義 彦  君     一四番   蔵 園 晴 美  君     六番   遠目塚 文 美  君     一五番   栗 下 政 雄  君     七番   小 東 和 文  君     八番   田 口 正 英  君     九番   松 窪 ミツエ  君 欠 席 議 員(なし) 議会事務局職員出席者   事務局長    坂 本 和 彦 君  議事運営係     遊 木 凡 子 君   事務局次長   外 村 幸 一 君   議事運営係長  鶴 田 淳一郎 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長      村 岡 隆 明 君  社会教育課長    領 家 修 司 君   副市長     杉 元 真 一 君  市民協働課長    大木場   操 君   教育長     萩 原 和 範 君  健康保険課長    原 田 和 紀 君   総務課長    宮 浦 浩 二 君  介護保険課長    田 中 良 二 君   企画課長    谷 元 靖 彦 君  観光商工課長    白 地 浩 二 君   財政課長    山 口   忍 君  税務課長      中 満 敦 雄 君   建設課長    森   隆 秀 君  会計管理者     白 濱 美保子 君   畜産農政課長  米 倉 健 一 君  水道課長      馬越脇   浩 君   農林整備課長  寺 園 久 志 君  市立病院事務長   藺牟田 順 子 君   学校教育課長  川 野 利 光 君                     開議 午前 十時  〇分 ○議長(上原康雄君)  おはようございます。  ただいまの出席議員は、全員であります。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第六号によって進めます。  これより本日の日程に入ります。  日程第一、議案第六十八号公の施設の指定管理者の指定についてから、議案第七十八号平成三十年度えびの市病院事業会計予算の補正(第三号)についてまで、及び陳情第五号後期高齢者医療費窓口負担について、原則一割負担の継続を求める意見書を国に提出することを求める陳情から、陳情第六号介護従事者を確保するために実効性のある対策を講じることを求める意見書を国に提出することを求めることに関する陳情書まで、以上一括議題といたします。  この際、各委員長の報告を求めます。  まず、総務教育常任委員長の報告を求めます。遠目塚文美総務教育常任委員長。 ○総務教育常任委員長遠目塚文美君)  おはようございます。  それでは、本定例会において総務教育常任委員会に付託されました議案六件について審査をいたしましたので、総務教育常任委員会としての報告をいたします。  本定例会で当委員会へ審査を付託されましたのは、議案第六十八号公の施設の指定管理者の指定について、議案第七十号公の施設の指定管理者の指定について、議案第七十一号公の施設の指定管理者の指定について、議案第七十二号えびの市議会議員及びえびの市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について、議案第七十七号平成三十年度えびの市水道事業会計予算の補正(第三号)について、議案第七十八号平成三十年度えびの市病院事業会計予算の補正(第三号)についてであります。  議案審査については、去る十二月四日の一日間で審査をいたしました。  審査結果につきましては、議案第六十八号、議案第七十一号、議案第七十二号、議案第七十七号、議案第七十八号については討論はなく、採決の結果は、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第七十号については討論があり、採決の結果は賛成なしで否決すべきものと決しました。  付託議案につきましては、特に報告すべき事項について報告をいたします。  なお、公の施設の指定管理者の指定についての議案に関しては、事前に担当課へ申し出を行い、一、公募に至るまでの担当課での協議などを含む公募にかかる経緯、二、今回重点を置いた点や質疑応答を含めた選定委員会での経緯、三、選考結果を受けて担当課と指定管理予定者との協議や今後の経緯の順で説明をしていただくよう依頼をいたしました。  まず、議案第六十八号について報告いたします。  この議案は、えびの市国際交流センター指定管理者指定の議案です。  執行部からの説明内容については、議案配付の際に添付いただいた資料を参照し行われました。選考委員会での質疑応答の内容では、職員研修の実績については、市総務課が市民向けに行っている研修や市民協働課が行っているまちづくり研修会など積極的に参加している。  また、市が示した募集要項の金額より収支予算額が高額となっていることに関しては、今実施されている事業をもっと幅広く行いながら、経営努力をして収入金額を上げていきたい。気楽に立ち寄っていただくための取り組みについては、できるだけ多くの事業に取り組み、特に外国の方が気楽に立ち寄ってお茶を飲んでいただけるような雰囲気づくりの事業を実施し、コミュニケーションを図ったり、相談ができる場所にしたい。  そのほか三年間同じ事業を予定しているが、どういう成果を望まれるかということに関しては、宿泊者だけがふえても成果はなく、できるだけ市内にお金が落ちるように食事場所の紹介をしたり、施設の人気が高まることで交流も生まれ、南九州の交流拠点施設として気楽に利用できるようにしていきたいとのことでした。  また、苦情が寄せられた場合の改善予定については、今でも要望があるが、その都度市と協議をしながら苦情に対する改善を図っていく。また、中国長春市への派遣について、市は三年間実施してきたが、市が実施しなくなった場合でも単独で事業をされるのかということに関しては、単独でも事業の収益の中で助成をして実施していきたい。  最後に、欧米諸国英語圏との交流はどうされるのかということに関しては、アメリカ人講師を招いての英語理解教室の実施や、また予算があれば英語暗唱大会の優勝者をシンガポールにホームステイをさせたいとの考えもあり、とにかく英語に触れ合える環境をつくりたいとの説明がありました。  委員からの質疑として、支出の件で管理費の中の光熱水費一百六十九万七千円の増額の根拠について問われました。  答弁では、光熱水費の平成二十九年度の実績二百三十三万四千八百八十六円と平成三十一年度以降の予定額四百三万二千円との差については、宿泊者数をおよそ二割程度増加で見込んでいること、新たに自主事業として音楽交流会の実施、それと歌と踊りの市民交流会を年四回ずつ実施するに当たり、今のレストランの部分を中心に実施していくのでかなりの電気料が必要であること、それと高圧洗浄機による施設内の清掃を行うことで水道料の増加を見込んでいるということでした。  あと、敷地内が非常に暗いとの苦情などもあり、今後は水銀灯の点灯もするように見込んでいるため、光熱水費増加の予定額となっているとのことでした。  また、自主事業の充実のためにも国際交流員は必要だと感じるが、いかがかと問われました。  答弁では、国際的な自主事業を推進しながら必要な人材は確保されていないというのは、確かに矛盾しているように感じる。今後指定管理者とも協議を行いながら、必要であれば検討していくとのことでした。
     次に、議案第七十号について報告いたします。  この議案は、えびの市文化センター指定管理者指定の議案です。  執行部からの説明内容については、議案配付の際に添付いただいた資料を参照し行われました。今回公募するに当たっての経過説明があり、本年度に入ってから、文化係、課長、補佐、そして教育長で随時協議等は進めてきた。直営か指定管理かとの議論をしたが、直営になると人員的な面、経費的な面と厳しく、またこれまでの指定管理実績は特に問題もなく進められているということで、次年度以降においても指定管理者でいくと方向づけをした。  また現課では、文化センター、図書館、資料館の三館を一緒にと考えたが、庁議では、これまで同様文化センターを分けるという結論が出たので、今回は文化センターと、図書館と資料館は一体ということで二とおりで公募することになった。指定管理期間については、現課では三年間との提案をしたが、庁議で五年間という結論に至った。これまで図書館は五年、文化センターと資料館は四年だったので、それより短くとは考えられないため統一して指定管理期間は五年間と定めたとのことでした。  選定理由としては、これまでの実績を踏まえて、文化の杜を一体として運営し盛り上げていく提案がされたこと、館長を図書館、資料館と兼任とし、その下に業務リーダーを配置するとともに、責任者グループを構成し施設間での情報共有や研修などを行うことで文化の杜として一体となった運営が期待されたこと、指定文化事業及び自主事業についても、市民参加の発表の機会の拡充を図るなど、文化活動の活性化が期待できることなどが報告されました。  委員からの質疑として、文化センター、図書館、それから資料館。文化の杜という市民の皆さんが交流する非常に大事な場所だと認識しており、特に文化センターにおいては、市民がよく出入りをされる。以前、直営時期の経費と指定管理の経費との差額の調査はされたものかと問われました。  答弁では、文化センターは、平成二十七年度から指定管理となっているので、平成二十六年度の直営時と平成二十九年度の指定管理の実績における差額は三百六十七万二千七百八十八円、直営のほうが経費がかかっているとのことでした。  また、質疑として、事業者からの提案のあった三館兼務の館長となった際の人件費について問われました。  答弁では、公募をする段階では文化センターに館長が一人、それと図書館、資料館にそれぞれ館長が一人ということで積算しており、選定委員会でも審議したが、申請者はこの文化センターの金額をもとに市が求める内容や人員などを見込んだ収支を組んで今回申請をされているので、市が提案をしている全体の人数や人員は十分確保されている。館長が兼務となったことで委託料をその分下げることは考えていない。また、今回指定管理者が申請された収支予算では、人件費は市が積算した金額一千二百八十九万円から増額され、一千六百五十万円となっている。募集段階で人件費を幾ら、事務費を幾らというような募集はかけておらず、トータルでの管理委託料となっており、その金額をもとに収支予算書を組まれているとのことでした。  さらに、市民全体への市民サービスという認識が大事だと考えるが、指定管理者がどれほど市民サービスに努められたのか、その実績は把握されているのか問われました。  答弁では、事業計画書に記載されているように発表の機会の拡充、文化芸術に触れ合う機会の拡充、施設の充実を含めさまざまな事業展開を考えており、継続事業のほかに新たな取り組みとしては、市民ニーズを把握するため、日常的な要望や苦情をお聞きするための意見投書箱の設置、定期的な利用者アンケートを実施してサービスの向上を目指すなど、これまでの事業並びに新たな展開の提案に今後期待できると考えているとのことでした。  次に、議案第七十一号について報告いたします。  この議案は、えびの市民図書館、えびの市歴史民俗資料館指定管理者指定の議案です。  執行部からの説明内容については、議案配付の際に添付いただいた資料を参照し行われました。選定理由としては、図書館については全国五百十八館の運営を行っており、そのネットワークを活用した支援サポート体制ができていることで、より充実した運営が期待できること、歴史民俗資料館については、郷土の文化を保存、継承するため、多くの方々が歴史や文化に触れる機会を創出する提案があったとの説明でした。  委員からの質疑として、文化センターとの館長兼任が提案されており、選定理由にも含まれているが、議案第七十号が認められなかった場合の取り扱いについて問われました。  答弁では、三館の館長を兼務するということで、文化の杜を一体とした運営が期待できるということも選定理由となっているので、当然文化センターが認められなかった場合は、今後協議するとのことでした。  また質疑として、今後図書館と資料館を別のものとして考えるのではなく、一施設として運営することはできないものかと問われました、  答弁では、一体にするとなると、設置条例などもかかわるので今後の検討課題とするとのことでした。審査結果につきましては、議案第六十八号議案第七十一号、議案第七十二号、議案第七十七号、議案第七十八号については討論はなく、採決の結果はいずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第七十号については、反対討論がありました。討論内容は、えびの市文化センターは、これまで地域運営協議会との連携や社会教育指導員との連携、また文化協会、芸能団体、そのほかさまざまな団体との交流が図られていたが、指定管理者制度へ移行してから、いまいち活性化していない。そのような中で五年の指定管理期間は長過ぎる。三年が妥当なのではないかとのことでした。  採決の結果、賛成なしで否決すべきものと決しました。  今回の委員会審査においては、指定管理者の指定にかかる多くの資料を事前に準備、配付いただき、大変充実した審査ができました。担当課の皆さんへ感謝いたします。ただ、事業者などから提出された資料をそのまま添付、配付するのではなく、担当課として十分内容などの精査をした上で正確な資料を添付し、配付することを心がけていただきたいです。  あわせて、社会教育課が作成されていた指定管理料算定資料は、大変わかりやすく、ぜひほかの課でも同様の資料を検討いただけると幸いです。この算定資料については、議会運営委員会へ改めて提案させていただきます。  また、現在えびの市においては、公の施設を指定管理にすべきか否か、直営ですべきか否か、指定管理委託料の適正など、全て庁内で既に決まったものが提案されていますが、やはりそうではなく、決定前に議会へ提案し、協議した上で公募すべきとの意見が出されました。今回の文化センターの件であっても、指定管理期間が五年に延長されたことは公募後に知った次第で、もし事前に協議の場があれば違っていたのではとの意見もありました。委員会内で委員より、委員長報告にて発言いただきたいとの要望がありましたので、申し添えておきます。  以上、総務教育常任委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(上原康雄君)  次に、産業厚生常任委員長の報告を求めます。西原義文産業厚生常任委員長。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  それでは、本定例会において産業厚生常任委員会に付託されました議案等について審査をいたしましたので、報告いたします。  その前にお断りしておきますが、審査内容が多くありましたので、時間を要すると思いますので、各議員の方はよろしくお願いいたします。  本定例会で当委員会へ審査を付託されましたのは、議案第六十九号、議案第七十四号から議案第七十六号まで、以上、議案四件であります。  また、陳情第六号介護従事者を確保するために実効性のある対策を講じることを求める意見書を国に提出することを求めることに関する陳情書についても、当委員会に付託され、審査を行いましたのであわせて報告いたします。  なお、前定例会で継続審査としていました陳情第五号後期高齢者医療費窓口負担について原則一割負担の継続を求める意見書を国に提出することを求める陳情についても、審査を行いましたので、この陳情についてもあわせて報告いたします。  議案等の審査については、去る十二月四日の一日間で審査を行いました。  審査結果につきましては、議案第六十九号及び陳情第五号については、賛成反対の討論があり、挙手による採決で可否同数であったため、委員長裁決の結果、議案第六十九号については原案のとおり可決すべきもの、陳情第五号については不採択とすべきものと決しました。  それ以外の議案については、討論もなく、採決の結果はいずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、陳情第六号については閉会中の継続審査と決しました。  以下、議案第七十四号については特に報告すべき事項はありませんでしたので、その他の議案等について主な質疑等を報告いたします、  まず、議案第六十九号公の施設の指定管理者の指定について報告いたします。  委員から、この議案は来年度から矢岳高原ベルトンオートキャンプ場指定管理制度で三年間これをやりたいということだが、今までの収支を見ると赤字である。この指定についての中で業務内容というのがあるが、この内容で費用対効果が上昇していくのかとの質疑がありました。  答弁といたしましては、今回事業計画等をつけているが、基本的に施設の運営管理をしてもらうのは当然のことで、さらに今回関係する関係団体と連携するということで、例えばアウトドアビジターセンター、えびの市観光協会、京町温泉旅館組合、吉田温泉、京町温泉郷、あと、えびの高原エコミュージアムセンターえびの高原キャンプ場えびの高原荘ともいろいろ連携するというのも、この民間の連携、機動性を生かして矢岳高原に誘客を結びつけるということもある。  あと、いろいろな自主事業の中で誘客を考えておられるので、行政の持たないノウハウや関係機関の連携、広報媒体、イベント関係も含めて、今までは収支も赤字であったが、それがだんだん解消していくようなことを期待しているとの答弁でありました。  次に、説明では、このオートキャンプ場指定管理者の公募は一件のみで、六月定例会で指定管理者に伴う条例を認めたということで作業を進められたと思うが、この一件の公募に対して庁舎内で、関係課の庁舎内の協議の中でどうしても今回この指定管理者制度を矢岳高原に取り入れるということに問題はなかったのかという質疑がありました。  答弁としては、この指定管理の候補者の選定については、五人の選定委員選定委員会を設置し、五つの審査項目について点数配分を最低三百点以上、一人百点ということで五百点であるが、その最低ライン三百点以上が基準ということで、その基準点三百点を超えなければ、多数公募があっても候補者該当しないということになる。一社であったとしても、基準点三百点以上で指定管理者として一番望ましいということであれば、そこで選定されることになると思っているとの答弁でありました。  この答弁に対し、公募が一社のみでいいのかどうか、そこら辺の協議であり、せめてもう一社ぐらいあれば若干その委員の審査内容も違ってくるのではないかと思う。今回その一社のみで判断されたが、もう一社他社が公募してくるまで、行政のほうもやはりもう少し精査するところがなかったのかどうかの質疑がありました。  答弁として、前回アウトドアビジターセンター指定管理を行った。そのときの公募期間が短かったという反省点も踏まえ、今回のベルトンオートキャンプ場指定管理者の公募についても、ある程度最大限公募期間を長目にとった形で事務局として考えたが、それでも一社ということであり、申請されたその一社については選定委員会できちんと審査をして、三百三十三点ということで結果が出てきた。広く公募をかけたが、結果が一社であったということであり、そこで審査された選定委員会の中では選定したという答弁でありました。  次に、今まで議会でもチェックや対応を執行部の方にただしてきましたが、その結果すら見えないままに、今回のこの指定管理者ということで議案の提出を受けたわけだが、私たちはやはり直営でなるべくそういった赤字が出ないような経営の仕方はどうすべきか、対応すべきではないかと、そういうようなことまで言ったが、そういう結果すら得られていない。だからそういうものをもう少し庁舎内で議論がされたのかどうか。今回収支状況等も報告されているようだが、そういったことを我々は今まで執行部の方に問うてきた。そういった対応なんかについてその協議がされたのか。そういった対応をされて、これはどうしても指定管理者の方にやはり赤字を出すようであれば指定管理者制度を導入しないといけないかという結果になったのであれば、それはいいと思うが、そういった検討がされたものかどうか。それと指定管理費用五百七十七万円については、予算ではそうなっているが、見直しとかそういうものはされたのかどうか、との質疑がありました。  答弁としては、庁内で議論したのかという点については、庁議というものがあり、その中で議論して、委員が言われるように今まで行政が直営で警備会社の方に管理委託をしていたが、そういったものではなくて、行政ではなかなかできない民間のノウハウ、活力、機動性、そういうものをもって指定管理が必要ではないかということで議論になり、今回六月に観光施設の設置条例ということで制定し、指定管理を受けやすい条例をつくったところである。  あと、指定管理料の見直しということについては、今まで管理委託料ということで委託をしており、今回初めて指定管理ということになる。これについては直近の三カ年の平均をとり、その収支の差額を指定管理料ということで、年間五百七十七万円ということで計算したとの答弁でありました。  次に、今回の指定管理をするに当たり、利用者などをふやすに当たっての話というのはどのようにされているのかとの質疑がありました。  答弁としては、今回候補者の方から事業計画書が出されている。誘客や利用者の減について課題対策として考えていただいており、例えばサービスを向上させる施策としてレンタル事業、売店設置、自動販売機設置、利用者の意見を聞くアンケートを行いそれを反映させる。あとは地域との連携、各関係機関との連携もある。自主事業でいくと初めてのキャンプ体験や星空を楽しむ企画を考えておられる。なかなか行政ではそこまでのアイデアとかその機動力、そういったものも今まで管理業務だけだったので、そういったものを見出せるようなことのプレゼンテーションがあったとの答弁でありました。  次に、施設の運営費について、これについても年数もかなり経過しているので、一定の見直しをしてもいい時期であると思う。一回はかなり大幅に建物本体の修理をした。これを指定管理にしても、また費用がかかると思うので、そこら辺の見直しも今回の指定管理を行うに当たって、やはり検討すべきではなかったかと思うが、そういった意味の検討はしなかったかとの質疑がありました。  答弁としては、矢岳高原ベルトンオートキャンプ場については、平成十三年七月一日にオープンしている。老朽化や今利用者も少ない時期もあるが、今年度が六百二十六人、昨年は七百五十八人、平成二十八年が三百六十人ということで、このオートキャンプ場を利用される方も多数いる。今後指定管理によるそういった誘客、広報関係、地域もしくは地域外の関係団体との連携とかも、もっとふやせる魅力があると感じている。やはりオートキャンプ場ということで、そういった魅力も生かしつつ、今後もこの施設を有効に市でも魅力発信していくことが必要だと考えており、そのあたりは庁議でも、今までの委託管理ではなく、指定管理に出して、そういった誘客や行政以上のアイデアを出して実行力を持ってやっていただこうということで検討したところであるとの答弁でありました。  次に、いろいろな観光施設をどのように運営するかという中で、特に矢岳高原は県立公園であり、特に当時、真幸地区の住民の方々の強い要望があって、当時オートキャンプ場を建設した経緯がある。その中で地形的な理由として、矢岳高原まで十キロ以上あり、なかなかオートキャンプ場としては厳しい条件があると思うが、今回指定管理に出される中で自主事業が挙げてある。  これを見ると、矢岳高原の現在までの状況が改善されるかと思うと、疑問に思うが、他の指定管理については、自主事業の他に市の指定事業というのがある。これは考えられなかったのか。矢岳高原は何十年も同じようなことを繰り返しているので、市はどういった使い方をすればいいかということもある程度考える時期に来ていると思う。例えば好条件のバイクトライアルですが、ああいうものは可能性があると思うが、そことの連携と、今回指定管理にするということで矢岳高原の使い方、利用方法は庁議とかでは協議はなかったものかと質疑がありました、  答弁としては、バイクトライアルの敷地は、今回の指定管理の敷地から外しており、そこは市のほうで貸付料とか支払いをするが、そこはこの候補者が決定すれば、そことも十分市とも一緒にバイクトライアルを連携するというのは当然であるとの答弁でありました。  次に、オープン期間について、四月から九月まではあいているが、十月から三月までの冬場の期間は全部閉鎖してるのかとの質疑がありました。  答弁としては、十月から三月までは電話による対応というのは指定管理者にしてもらう予定で、翌年の四月から九月までの予約等の問い合わせもあるので、その分は指定管理者にお願いすることとし、施設自体は機械警備を継続する形になると想定している。またその期間、指定管理者が市長の承認を得て何かイベントをするということであれば、市長の承認が得られたら実施するということになると想定してるとの答弁でありました。  次に、指定管理についてということで、現場のスタッフが管理運営担当、そして管理委託で二名の雇用を予定ということであるが、この雇用予定者というのは、こちらから何かアウトドアの知識とかアドバイザーとか、そういった形の要件を受けての雇用なのか、それともただ鍵管理や清掃管理というような形の方の雇用なのか、このスタッフのオートキャンプ場に対する専門性というのは求めているのか、どういったようなスタッフを考えて審査されたのかという質疑がありました。  答弁として、選定委員会の中で、その部分に関する質問が選定委員の方から候補者に対してあったところであるが、そのやりとりの中では、経験者で今いらっしゃる方が民間の警備会社のほうで雇用されており、実際今九月三十日まで常駐管理というのをしていただいている状況だったので、そういったところで雇用の予定を打診されてるような話であった。その他にも、京町にいる方を加えて管理体制を強化したいということで、議事録のほうで報告を受けているところであるとの答弁でありました。  この答弁に対し、一番心配するのは、本当にこちらが求めるアウトドアの専門家がいるのかという感じがしてならない。そして同じ会社が、またアウトドアの専門的な業務を指定管理として受けたいということだが、そこは非常に疑問に思うがとの質疑がありました。  答弁といたしましては、担当課としては、管理とかアウトドアイベント等の経験者が一番いいのではないかという思いはあるが、その方が地元にいるかどうかをアイロード・プラスのほうで議決を受けた後に相談することになると思うので、その部分については、担当課のほうから指導という形でお願いしていきたいと考えているとの答弁でありました。  最後に、担当課から、アウトドアビジターセンターと同じ候補者ということであるが、一つは今回アウトドアビジターセンターベルトンオートキャンプ場指定管理がもし同じになった場合、相乗効果が図れるのだと期待しており、それぞれ一緒になってアウトドアビジターセンターの方が矢岳高原ベルトンオートキャンプ場を紹介し、ベルトンオートキャンプ場がそちらと双方の相乗効果を行政としてもかなり期待してるところであるとの説明もありました。  次に、議案第七十五号平成三十年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正(第三号)についての質疑として、事業内容で後期高齢者の健康診査の受診者増に伴って、委託料を一百五十一万九千円を増額するということだが、この受診者増というのはどの程度の人数を想定されているのかとの質疑があり、答弁としては、平成三十年度当初では千二百五十人を見込んでいたが、現段階の見込みとしては、千三百七十五人を見込んでいるところであり、差し引き百二十五人の増加ということで今回補正をお願いするものであるとの答弁でありました。  次に、議案第七十六号平成三十年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第三号)についての質疑といたしまして、今回施設介護サービス給付費が一千一百八十二万四千円減額となっているが、これはどういったものであるかとの質疑があり、答弁として、現在施設介護サービス給付費については、平成三十年度の十一月給付分まで二千七百十九人が利用している。平成二十九年度は、二千七百三十人が同時期で利用していたので十一名減になっている状況である。計画としては、全体で五千七十六人を予定しているが、これが見込みで四千六百六十四人になりそうで、四百十二人ほど減になるのではないかということで、今試算をしてるとの答弁でありました。  この答弁に対し、入所者が十一人、また延数で四百十二人減になるということで、今回施設介護サービス給付費が減になっているという説明だが、これは施設介護の場合、これが減になったということは新たな入所待機者がいると思うが、そういった数は入らないものなのか、施設としてどこの施設が減ったのか、報告できれば回答いただきたいとの質疑がありました。  答弁として、十一月三十日現在で、特別養護老人ホームの利用状況の調査を行った。えびの涼風園は、満床が八十床で七十七床埋まっており、申込者が九十八名である。特別養護老人ホームあけぼの園は、床数は五十床で、これは満床であり申込者は二百三十五名である。特別養護老人ホーム八幡の里は、満床数が八十床で入所者は六十五床であり、申込者数が二百七十二人である。  補足として、申込者数については、えびの涼風園、あけぼの園、八幡の里、三カ所に申し込みするというような形になっているので、人数は重複するが、いずれの施設も急ぎの入所申込者はいないという報告を受けているとの答弁でありました。  また、この答弁に対し、今満床状況、利用状況、それといわゆる待機者を報告いただいたが、今回施設介護サービスが減ったというのは涼風園の三人、八幡の里の十五人、特に八幡の里については利用が進んでないというのはどのように分析されているのか。また、施設が空いているという状態は解消すべきだと思うが、これに対する努力というのはどのようにされているものかとの質疑があり、答弁として、八十床対処できる体制をとるには、介護職員が四名ほど欲しいという報告を受けている。現体制では七十三床ほどが対処できる体制であり、何とか介護福祉士の就職支度金等を活用しながら、現在のところは側面から支援しているところであるとの答弁でありました。  次に、介護予防サービス給付費が八百二十五万円増額の要因について質疑があり、答弁として、今介護予防サービス給付費のほうは、件数でいくと千八百八十四件を年間予定していたが、十月給付までで千八十九件の利用があり、見込みで二千二百二十九件が年間見込みとなる予定で、その分を八百二十五万円増額したものである。理由としては、要支援認定者が三月末から十月三十一日現在で三十一名増になっているので、この影響が出たものと分析しているとの答弁でありました。  次に、議案第六十九号については、賛成、反対の討論がありましたので、その内容を報告いたします。  まず、反対の討論として、えびの市矢岳高原ベルトンオートキャンプ場は設置目的を自動車を利用して快適なキャンプを行う場を提供する自然公園の恵まれた自然との触れ合いや市民及びその他の利用者の心身の健全な発達と健康の増進、都市住民との交流による地域活性化を資することとし、直営により管理運営して現在に至っている。  今回の指定管理者の申請者である株式会社アイロード・プラスは、現在道の駅に併設しているアウトドアステーションえびのの指定管理者として平成三十年三月一日より運営を開始したばかりで、本市に対するこのアウトドアステーションえびのの成果、効果等がまだわからない状況の中で、今回の矢岳高原ベルトンオートキャンプ場指定管理者として申請している。今まで活動をされてきてる地元の方々との連携など、また当議会でもこれまであらゆる角度から、この矢岳高原ベルトンオートキャンプ場については指摘をしてきた経緯がある。指定管理料の見直し等に対して正当性があるのか。  今後市民に対しても十分な説明責任があると思われ、議会としても十分調査、研究等を重ね、このような説明責任を果たすべきと考えていることから、反対するとの内容でありました。  次に、賛成の討論として現在、矢岳高原ベルトンオートキャンプ場については、大変厳しい状況下にあるのは御承知のとおりである。しかしながら、その景観というものは眺望そのものがすごいものがあり、えびの市の最高の財産ではないかといつも自負してるところである。そういう中で、今回アイロード・プラスのほうでも指定管理者の申請をされ、議案で提示されているが、現在アウトドアの関係で道の駅のところにもショップ等も開設され、まだまだ実績等も浅いわけであるが、しかしながら、アウトドアの関連、そしてまた矢岳高原ベルトンオートキャンプ場についてもアウトドアと関連があり、そこらあたりをうまくタイアップしながらやっていくというような説明を受けている。アイロード・プラスの持っている情報、またアウトドアのノウハウは十分活かされるものと期待をしている。また今後バイクトライアル等の機用等もますます多くなると考えており、そこらとの相乗効果を踏まえて、この指定管理者については賛成するとの内容でありました。  採決結果については冒頭報告いたしましたが、可否同数となり、委員長裁決により可決すべきものと決したものであります。  次に、陳情第五号後期高齢者医療費窓口負担について原則一割負担の継続を求める意見書を国に提出することを求める陳情については、担当課として健康保険課お呼びし、審査を行いましたので、その中で出された主な質疑を報告いたします。  まず、このことについては、平成三十年十月十日に報道機関によると財務省が、十月九日に財政制度審議会の分科会に、中長期的な社会保障改革案を示したということで、七十五歳以上の後期高齢者が受診時に支払う医療費の割合を原則一割から二割に高めることや、介護サービスの負担増を改めて見直したということで、その大きな要因は、この医療費については団塊の世代の高齢者数増があと三、四年すると急激に増加する。国民健康保険といった公的な保障や国などの財政を圧迫するのはもう確実視されており、当分の期間をおいて、七十歳から七十四歳も一割から二割に取り組んで、これに続いて七十五歳以上も段階的に二割に引き上げると想定されており、これも国の財政的な面で大分苦労されているようである。  このような報道に基づき尋ねるが、本市の後期高齢者の収入状況は、年金収入の方が大半だと思う。団塊の世代が七十五歳に達した後の医療費の想定と、後期高齢者の窓口負担が二割に引き上げられた場合の国民健康保険などの各医療保険からの支援金との関係は、どのようになると想定されるのかとの質疑がありました。  答弁として、本市の後期高齢者医療被保険者の所得状況については、年金収入の方が大半であり、窓口での二割負担については当然被保険者の負担増につながると思われるが、支え手の減少や今後団塊の世代の七十五歳到達に伴い、さらなる医療費の増加は避けられないことも明白だと考えている。  後期高齢者医療制度は、公費負担が八分の四、国民健康保険、社会保険、共済保険等の支援が八分の三、後期高齢者被保険者が八分の一というような構成になっていることから、七十五歳未満の各医療保険の被保険者である現役世代から支援金によって支えられている面が大きいと考えているため、制度の継続となれば、公費や支え手のさらなる負担増を余儀なくされると考えている。そのため国のほうでは、いろいろな専門会議等で慎重な審議が行われていると認識しているとの答弁でありました。  次に、後期高齢者の窓口負担が二割に引き上げられた場合、医療機関の受診が控えられることも予想されるが、そうならないための対策や取り組みなどはどのような考えを持っているかとの質疑がありました。  答弁として、被保険者の窓口負担が二割に引き上げられた場合、医療機関受診を控えるようになることも想定されるため、国のほうでもその対応はとられると思うが、市としては健康診査の受診啓発や各地域で行われている百歳体操などへ参加を促すことが、自身の健康状態の確認や健康寿命の延伸へもつながり、また健康への意識改革や地域と連携した取り組みのさらなる充実といったところに、逆に期待できるのではないかと考えているとの答弁でありました。  次に、後期高齢者の窓口負担については、国の政策であり、これは各自治体で独自に決められないと思うが、そのように理解しているが、行政としてはどのように理解されているのかとの質疑がありました。  答弁として、医療費の自己負担については、健康保険法に定められているので自治体単独で決められるものではない。そのため現在国において検討されているもので、各自治体の判断により一割負担を継続というのはできないものと考えているとの答弁でありました。  次に、全国後期高齢者医療広域連合協議会の出している要望書にもあるが、窓口負担の変更は制度の現状や将来の動向を考えれば避けられない事項であると理解しているが、行政側としてどのように理解してるのかとの質疑がありました。  答弁として、全国後期高齢者医療広域連合協議会の提出されている要望書にも、最後の項目、ただし書きの部分で、やむを得ず窓口負担の変更を実施する場合には、被保険者に対し十分な周知期間を設け、国による丁寧な説明を行うことと明記されている。制度の現状や将来の動向を考慮した上での内容だと、窓口負担の変更も視野に入れているのではないかという認識をしているところであるとの答弁でありました。  また、えびの市の実情について尋ねるが、高齢者の方々の年金状況というものは、わずかばかりの年金というのがほとんどだと思う。国民年金を月に直すと五、六万円もらっている人はいいほうだ。こういった方々は今一割でも大変な思いをされている。このことの実情は理解されているのか。そういう方々が医療を安心して受けられるための施策としての努力はどのようにされているかとの質疑がありました。  答弁として、実情としては理解しており、また低所得者への対応ということについては、その低所得者層によって軽減措置等で対応しているとの答弁でありました。  次に、一割でも病院に行くのに苦慮されている。窓口の支払いに困ってる方々の年金は少なくなっていく中で、今度国は窓口負担を二割に引き上げようとしているが、こういった方々の老後はますます安心できないので、今回窓口負担は一割のままに据え置いてくれという陳情が出されたが、これについて後期高齢者医療広域連合からも同様の要望を出している。えびの市では、わずかばかりの年金で生活保護基準並みの方々も多数おられ、単独では救済措置はとれないので、国に対しての現状の一割を守るという陳情が出されたと思うが、このことは担当課は理解しているのかとの質疑がありました。  答弁として、そのような背景で一割負担継続というものを出されていることは認識している。国ではそういう意見も十分承知の上で、例えば社会保険審議会医療保険部会等でも、今言われたような意見も当然出ている。そういう中で、低所得者への対応やそういうところの検討もすべきということの意見があることは認識しているとの答弁でありました。  この陳情第五号については、賛成、反対の討論がありましたので、その内容を報告いたします。  まず、反対の討論として、先ほど財務省の関係で報道機関の発表した文を読み上げたが、この医療費増、高齢者医療の窓口負担一割増については、団塊の世代の高齢化も間もなくやってくる中で、その急増が見込まれて、国民健康保険といった公的な保障や国などの財政を圧迫するというのはもう御承知のとおりである。  また、この決定がされた場合、後期高齢者の窓口負担については、国の政策であり、各自治体では単独では決められないという事項だと担当課に聞いたところ、そういう理解でいいということであった。よって、本えびの市議会もこの陳情の中には負担増に替わる財源も示されてはいないため、反対するとの内容でありました。  次に、賛成の討論として、今回提出された陳情の趣旨として、高齢者の窓口負担の原則二割化は、年金収入も減る中、医療が長期にわたる高齢者の生活を圧迫することは明らかである。えびの市においては、先ほど担当課も述べたように、わずかばかりの国民年金、えびの市においては四万、五万円というのが実情で、こういった方々が窓口での現在の一割というものも大変な中で、病院に行くのも控えているのが実情である。これも二割に引き上げた場合、このことはもっと負担が重くなり、病院に行くことが困難になる。  そのことにより何が起こるか、病気の重症化を招き、そのことはますます保険制度、後期高齢者や国民健康保険制度など保険制度の財政を圧迫することは明らかである。そうしたことは、これまで頑張ってきた高齢者の本当に安心した老後を迎えるという本来あるべき国や自治体の仕事を欠如していると言わざるを得ない。よく財政の問題が言われるが、財政を言うなら、本当に財政の決定下である国や自治体が国民のために、福祉のために、医療のために使うのが財政であって、ところが今日では、国の財政の浪費とも言われる、そう報道されている。そういった部分を本当に安心して暮らせる国づくり、社会づくり、自治体づくりのために使うべきだと考える。よって、えびの市においては本当に生活困窮者も多い中で、これ以上の医療費の負担というのはあってはならないと考えるため賛成するとの内容でありました。  採決結果については、冒頭報告いたしましたが、可否同数となり、委員長裁決により不採択とすべきものと決したものであります。  最後に、陳情第六号介護従事者を確保するために実効性のある対策を講じることを求める意見書を国に提出することを求めることに関する陳情書については、担当課としては、介護保険課をお呼びし審査を行いましたが、国の動向もあり、委員会としても慎重に調査する必要があるという理由から、継続審査とする委員が多数でありましたので、継続審査とすることに決しました。  以上、産業厚生常任委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(上原康雄君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前十一時  十分                     開議 午前十一時 二十分 ○議長(上原康雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。
     次に、予算審査特別委員長の報告を求めます。北園一正予算審査特別委員長。 ○予算審査特別委員長(北園一正君)  それでは、予算審査特別委員会委員長報告をいたします。  今期定例会において当特別委員会に付託された議案につきましては、議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)について、以上一件でございます。  この議案第七十三号につきましては、十二月六日の一日間の日程で審査を行い、採決に至りましたので、御報告申し上げます。  この議案第七十三号につきましては、主な質疑として四点ほど報告いたします。  まず、予算書五ページ、第二表、債務負担行為補正については、指定管理者にかかる部分の算定基準等についての質疑がありました。  まず、えびの市国際交流センター管理業務については、年額一千六百六十七万三千円となっている。平成三十年度の当初予算と比較すると、増となっているがその要因は何かとの質疑がありました。  答弁は、一番大きな要因としては、ハローワーク求人募集賃金の増が大きな要因であるとのことでありました。  また、指定管理者制度に移行してから、指定管理料については経費削減がなされているかとの質疑があり、答弁として、第一期、第二期と若干の増はあったが、第三期をピークにその後は年々減少しているとの答弁でありました。  次に、矢岳高原ベルトンオートキャンプ場管理業務については、年額五百七十七万円ということで、事業説明書の説明の欄に経費の削減と書いてあるが、経費削減ではなくこれから力を入れなくてはいけないということを考えると、この事業説明書との整合性についてはどのように考えているかとの質疑がありました。  答弁として、市の職員で賄った場合、市職員の人件費がかかるということで、一つは経費削減につながっていると考えている。矢岳高原はすばらしい観光資源と認識しており、今回の指定管理公募者にあたっては、広報媒体や関係団体との連携、自主事業でのお客様を呼ぶ試みも計画されており、そちらのほうに期待しているとの答弁でありました。  次に、えびの市文化センター管理業務についても、算定基準についての質疑がありました。  答弁は、年額三千四百一十五万三千円の五年間で積算しているとの答弁であります。えびの市文化センター管理業務についても、平成三十年度の当初予算の委託料より若干の増となっていると思うが、その要因は何かとの質疑がありました。  答弁は、一番大きな要因としては人件費であり、現在の業務内容を見ると、三名では運営が厳しいということで四名で算定している。それ以外の部分ではリース料や事業費が増となっており、過去三年間の平均や決算額等を見越しての額となっているとの答弁であります。  また、実績としてどのような効果があったものと考えて増となっているかとの質疑があり、文化センターにおいては、指定管理者はいろいろなイベントや事業をされており、毎年利用者数や入館者数も微増であるがふえているとの答弁でありました。  また、どういうところが経費削減となっているかとの質疑がありました。  答弁は、職員が配置された場合と比較すると、人件費が削減できている。指定管理者がいろいろなノウハウやネットワークというところで経費の節減的な事業ができていると感じているとの答弁であります。  次に、えびの市民図書館管理業務及びえびの市歴史民俗資料館管理業務について算定基準についての質疑がありました。  まず、えびの市民図書館管理業務については、年額が三千五百四十六万四千円の五年間である。また、えびの市歴史民俗資料館管理業務については、年間一千四百一十二万三千円の五カ年であるとの答弁でありました。  増となっている要因は何かとの質疑に対し、図書館については、人件費が大きく増額、リース代及び外部委託費等が増額となっている。資料館については、水道光熱費や事務用品等で増となっているとの説明でありました。  次に、予算書二十ページ、款、民生費、項、社会福祉費、目、社会福祉総務費、説明欄の障害者支援事業費について説明の項目ごとに増と書いてあるが、何の増によるものかとの質疑がありました。  答弁は、総合支援医療費については、更生医療費の増と書いてある。これについては、心臓手術や肝臓移植等の更生医療費の受給者がふえたことによるものとの答弁でありました。  次に、予算書二十二ページ、款、農林水産業費、項、農業費、目、農業振興費、説明欄の道の駅運営事業費については、自動釣銭機借上料について計上されている八万円は、年間にすると九十六万円である。リースにするものがよいか、購入したほうがよいか、またJAに負担していただくような検討はなされたかとの質疑がありました。  答弁は、JAにおいて平成三十年度から二期目の指定管理については、単年度で収益が出た場合の三分の一を市に納入していただくことになっている。今回の釣銭機の導入については、お客様の利便性の向上と考えており、負担については市のほうの負担ということで予算を計上させていただいておるとの答弁であります。  次に、予算書二十八ページ、款、教育費、項、小学校費、目、小学校管理費、説明欄の小学校施設維持補修費について空調設備の設置台数は何台かとの質疑がありました。  答弁として、今回整備する台数については、三小学校分で普通教室が四十一台、特別教室が十八台である。普通教室については、飯野小学校で十七台、加久藤小学校で十三台、真幸小学校で十一台であるとの答弁でありました。  以上の質疑終了後、討論に入る前に、委員から修正動議として議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)についての修正案が三件提出されました。  修正案は原案の第二表債務負担行為補正から、①、矢岳高原ベルトンオートキャンプ場管理業務と、えびの市文化センター管理業務を削除するもの、②、矢岳高原ベルトンオートキャンプ場管理業務のみを削除するもの、③、えびの市文化センター管理業務のみを削除するものでありました。  まず、①、原案から矢岳高原ベルトンオートキャンプ場管理業務とえびの市文化センター管理業務を削除する修正案提出者からの提案理由は矢岳高原ベルトンオートキャンプ場の管理業務について指定管理者制度に移行する前に、議会への十分な説明もなく、あわせて今後の施設運用に関しても、議会、委員会審査にて改善案などを申し上げているにもかかわらず、何ら改善されていない。いずれは指定管理者制度へ移行するにしても、今の時点ではないと考える。  また、えびの市文化センター管理業務についても、委員会審査で出た意見として五年の指定管理延長の根拠が明確でないこと、市民サービスの向上も指定管理制度の目的の一つであるので、これまでの現状等改善が必要な点もあるとのこと。  以上が提案者からの提案理由でありました。  次に、②原案から矢岳高原ベルトンオートキャンプ場管理業務を削除する修正案提出者からの提案理由は、矢岳高原ベルトンオートキャンプ場について、指定管理者制度に移行する際、議会への事前の十分な説明がなく、指定管理予定者の当管理業務の実績が明確でなく、行政と指定管理予定者との協議期間が必要であり、今後の施設の運用について、議会、委員会審査において改善策を申し出たのにかかわらず、改善がなされていないので一年間程度の指定管理者との協議期間を経て将来は指定管理に移行すればよいと考えているとのことであります。  以上が提案者からの提案理由でありました。  最後に、③原案からえびの市文化センター管理業務を削除する修正案提出者からの提案理由は、えびの市文化センターは、市のさまざまな行政サービスを提供する窓口や学習の場であるとともに、地域コミュニティーの活動拠点として、また、地域住民にとって大変身近な重要な公共施設であること、いま一度文化協会の方々を初め他の団体の方々、えびの市の社会的に価値のある芸術、文化、スポーツと、その支援及び存続のために再び市が直営で運営されることを願っている。  以上がそれぞれの提案者からの提案理由でありました。  その後、提出された修正案の提出者に対する質疑があり、質疑後、討論を行いました。  討論については、原案の第二表債務負担行為補正から、矢岳高原ベルトンオートキャンプ場管理業務とえびの市文化センター管理業務を削除する修正案に対して賛成、原案に対して反対の討論がありました。  討論として、矢岳高原ベルトンオートキャンプ場管理業務は、議会への説明もない中で、指定管理業務の提案でもっと市民や議会へ説明すべきものではなかったか。また、えびの市文化センター管理業務は、五年間の指定期間延長の根拠が明確でなく、いま一度文化協会の方々を初め他の団体の方々、えびの市の社会的に価値ある芸術、文化、スポーツとその支援及び存続のために、再び市が直営で運営することを願うとの意見に賛同する趣旨の討論がありました。  この討論後、まず、原案の第二表、債務負担行為補正から、矢岳高原ベルトンオートキャンプ場管理業務とえびの市文化センター管理業務を削除する議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)についての修正案に対する採決を行いました。えびの市議会会議規則第百二十八条第一項の規定により、挙手による採決の結果、賛成多数で可決されました。これにより他の修正案は採決に至りませんでした。  次に、別紙に配付しています修正案が可決されたため、修正部分を除く原案に対して採決を行いました。挙手による採決の結果、全会一致で修正部分を除く原案は、可決すべきものと決しました。よって、議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)については、当特別委員会では修正可決すべきものと決しました。  以上で予算審査特別委員会の委員長報告といたします。 ○議長(上原康雄君)  以上で各委員長の報告は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  質疑通告のため、そのまま休憩いたします。                     休憩 午前十一時三十六分                     開議 午前十一時三十八分 ○議長(上原康雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  総務教育常任委員長、予算審査特別委員長に対する質疑はありません。  産業厚生常任委員長に対し、まず、六番遠目塚文美議員の発言を許します。 ○六番(遠目塚文美君)  産業厚生常任委員会正副委員長におかれましてはお時間をいただき、これより質疑をさせていただきます。  先ほど、西原委員長より大変丁寧に御説明をいただきましたが、いただいた中でやはり疑問に思う点がございますので、委員会審査の中で出たものか、出たものに関しましてはお答えをいただきたいと思います。  まず、今回初めて矢岳高原ベルトンオートキャンプ場こちらが指定管理公募をされたわけですが、選考委員の人数は先ほど御報告がありましたが、選考メンバーはどのような方だったのか、詳細をお示しください。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  名前ですかね、ありませんでした。 ○六番(遠目塚文美君)  選考委員会の委員のメンバーは、大変重要な役割を持っていると私は認識しております。  では、もう一つ確認です。現在えびの市はアウトドアに関してアドバイザリー業務を委託されておりますが、今回このアドバイザリー業務、この中で矢岳高原に対してさまざまなアドバイス等はなかったものか、お示しはありませんでしたか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  アドバイザーとしてはなかった。ただ説明の中で、民間のそういう行政が持たない活力とか、そういうものは取り入れていくという説明はありました。 ○六番(遠目塚文美君)  指定管理者公募も今回同様に民間の力を活用するという理由でございましたが、アドバイザリー業務と何が違うのか、質問はされませんでしたか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  私の記憶ではなかったような気がします。 ○六番(遠目塚文美君)  では、先ほどの委員長報告の中で、今回は広く公募を行ったと説明がありましたが、広くとはどのように具体的に公募をされたのか、お示しお願いします。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  広くというより期間を少し長くとったというだけ、結果的にはもう一社しかなかったと、そういう説明でした。 ○六番(遠目塚文美君)  では、事業者についてお伺いいたしますが、今回指定されましたこの事業者は、これまで他の場所で同様の施設、こういったものを運営管理した実績というのはあられるものでしょうか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  そういう説明はありませんでした。 ○六番(遠目塚文美君)  今回提案いただいている添付いただきました資料の中に、事業者が提出されたさまざまな資料があるんですが、その中に提案ということで料金改定ですとか、さまざまなものがございました。この件に関していま一度確認ですが、この件に関しては、執行部としては見直すことはしないということで以前も答弁があった気はしますが、その件に関して委員会の中では質疑等はなかったものでしょうか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  質疑等はありませんでした。 ○六番(遠目塚文美君)  では、現在この事業者におかれましては、道の駅横のアウトドアステーションで指定管理業務を行っていらっしゃいます。今回自主事業として上げていらっしゃる事業は、アウトドアステーションではできないものなのかという認識、質疑はなかったものでしょうか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  道の駅のそのアウトドアのそのところで新規事業はできないかという意味でいいんですかね。そういう質疑はありませんでした。 ○六番(遠目塚文美君)  では再度ですが、アドバイザリー業務も多額の費用をこれまで投資して行っている事業でございます。そのアドバイザリー業務の中で、市に対してのアウトドアの推進にかかわるアドバイスという点で、今回自主事業の中でも提案として、自主事業といいますか、事業者がされる改定案、提案の中でもさまざまな案が出されておりますが、このようなことは、アドバイザリーの中でも提案はなされなかったものなのかどうなのか、質疑はなかったんでしょうか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  ありませんでした。 ○六番(遠目塚文美君)  では、この事業者、先ほども申し上げましたように、アウトドアステーションをただいま指定管理をいただいておりますが、現在の受けている指定管理のこの施設の運用状況等々は、質疑等はなかったものでしょうか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  ありませんでした。 ○六番(遠目塚文美君)  最後にお尋ねいたします。  市の思うアウトドアと今回提案されている事業者のアウトドア、向いてる方向は一緒なのかどうなのか、確認はなされたものでしょうか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  今回指定された業者と行政の考えは一致しているものと考えております。 ○六番(遠目塚文美君)  では、最後と言いながらもう一回聞きます。  現在アウトドアステーションの運営管理も同事業者が行っていらっしゃいます。事業開始の際に、方向性の不一致の面が見られたというお話を聞いておりますが、そのようなことは委員会の中ではお話はなかったでしょうか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  方向性というより、今までやってなかった新規事業をいっぱい取り入れて活性化に努めていくという、そういう説明はありました。 ○六番(遠目塚文美君)  矢岳高原を使わなければできないものなのか、指定管理を受けなければできないものなのか、アウトドアステーションもアウトドアの発信の場だとは思っておりますが、その中での自主事業ということではできないという認識でよろしいでしょうか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  もう一回お願いできますか。ちょっと意味がわからなかったです。 ○六番(遠目塚文美君)  同じ事業者が今回指定管理で名前を上げていらっしゃいます。アウトドアステーションもアウトドアを発信する重要な場所で、その場所からさまざまな自主事業として提案をなされる場だと認識をしておりますが、あえて矢岳高原を指定管理者としてとらなければ、アウトドアステーションだけではできないということでしょうか、そのような質問がなされたものか、質問がなされていなければお答えいただく必要はございません。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  そのような質問はありませんでした。 ○六番(遠目塚文美君)  本当に最後です。  アドバイザリー業務につきましては、今後どのように執行部としては考えていらっしゃるのか、そのような質問はなかったでしょうか。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  委員長報告でも報告しましたように、民間の活力といろいろなノウハウを取り入れて活性化していくと、そういう趣旨でした。 ○六番(遠目塚文美君)  以上で終わります。 ○議長(上原康雄君)  ほかに質疑の通告はありません。  以上で質疑を終結いたします。 ○三番(吉留優二君)  議案第七十三号に対する修正動議を提出いたします。      〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  ただいま吉留議員から動議が出されましたが、所定の賛成者がおられますので動議は成立いたしました。  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前十一時 五十分                     開議 午後 一時  〇分 ○議長(上原康雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)について、お手元に配付しましたとおり、吉留議員ほか一名から修正の動議が提出されました。  この際、提出者の説明を求めます。 ○三番(吉留優二君)  修正理由の案件の説明を行います。  えびの市文化センターという施設は、市のさまざまな行政サービスを提供する窓口や学習の場であるとともに、生涯学習や地域コミュニティーの活動拠点として地域住民にとって大変身近で重要な公共施設であります。いま一度文化協会を初め関係団体、えびの市の社会的価値のある芸術、文化、スポーツとその支援及び存続のために再び市が直営で運営されることを願っております。  以上の理由から、お配りしております修正案のとおり、議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)についての第二表債務負担行為補正の事項から五、えびの市文化センター管理業務を削除するものであります。  以上、修正理由の案件の説明を終わります。 ○議長(上原康雄君)  説明が終わりました。
     これより議員提出修正案に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  質疑なしと認めます。  以上で、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  討論通告のため、そのまま休憩いたします。                     休憩 午後 一時  二分                     開議 午後 一時  八分 ○議長(上原康雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、議案第七十号に対して反対、議案第七十三号委員会提出修正案に対して反対、議案第七十三号議員提出修正案に対して賛成、七番小東和文議員の発言を許します。小東議員。 ○七番(小東和文君)  議案第七十号公の施設の指定管理者の指定について及び関連であります第七十三号えびの市一般会計予算の補正(第六号)の委員会修正案について反対、議員提出修正案について賛成の討論を行います。  まず、議案第七十号についてですが、このえびの市文化センターは、地域住民の生活文化の向上と福祉の増進に資することを目的に設置されたものであります。この施設の管理運営については、平成二十七年度から指定管理者制度を導入し、株式会社図書館流通センターが四年間指定管理者として平成三十一年三月三十一日までの指定期間が満了となります。  これに伴いまして、えびの市では平成三十一年度以降も引き続き指定管理者による管理運営を予定しているということで、管理運営を行う指定管理者を募集いたしました。指定期間は平成三十一年四月一日から、平成三十六年三月三十一日までの五年間であります。応募されたのが一社のみで、その審査の結果、選定されましたのが、引き続き図書館と歴史民俗資料館指定管理者で管理運営されている株式会社図書館流通センターであります。このことに関しまして異議を唱えるものであります。  と申しますのは、文化センターという施設は、市のさまざまな行政サービスを提供する窓口や学習の場であるとともに、地域コミュニティーの活動拠点として、また地域住民の方々にとって大変身近で重要な公共施設であるということであります。四年前までは市が直営で管理運営してきました。そして公共施設の管理運営に民間のノウハウを導入することで効率化を図り、活性化を目指すとのことで指定管理者制度に入ったわけでありますが、当時は市が文化センター指定管理者制度にするという中で、各団体に周知を図ったが、なかなか全体に周知不足がありました。  それとともに、教育委員会と教育長の近くで生涯学習を進めていきたいと言われて、市役所四階に組織を束ねるということでありまして、いろいろな団体の方も高齢化が進んできている。四階までは大変だったろうと思います。今まで市の活性化のために尽力されてきた団体の皆さんの思いを顧みずに、市の行った少し強引といえる指定管理者制度だったとその当時から思っていました。  当時、同僚議員から教育委員会事務所の集約について学校教育課、社会教育課、給食センターの三つの課を一括して文化センターに寄せたらどうかとの質問がありました。  それに対し教育長は、四年後に考えていくと答弁されています。その思いをもう一度組織体制の強化という観点からも、いま一度文化協会の方々を初めほかの団体の方々、えびの市の社会的に価値のある芸術、文化、スポーツと、その支援及び存続のために活動を行い、地域の文化を守ることに頑張っていらっしゃる市民の方のために、心のよりどころとして再び市が直営で運営されることを願っております。  また、最近は市職員の方も市民との接触、交流が薄れているように感じられますので、文化センターは市が直営で管理運営することにより、市民との情報交換、交流によりまして、ますます活性化する場になると考えます。私たち議員の責務とは、市民の付託を受けたという自覚を持った活動をするべきと考えます。行政のチェック機関であり、常に市民の立場に立って意見を述べるべきと考えます。  以上、議案第七十号公の施設の指定管理者の指定について反対であります。  また、同様の理由により、議案第七十三号えびの市一般会計予算の補正(第六号)委員会提出修正案について反対し、議員提出修正案について賛成するものであります。議員各位の賛同を求めて討論を終わります。 ○議長(上原康雄君)  次に、議案第六十九号に対して反対、議案第七十号に対して反対、議案第七十三号原案に対して反対、議案第七十三号委員会提出修正案に対して賛成、失礼しました。議案第七十三号議員提出修正案に対して反対、六番遠目塚文美議員の発言を許します。遠目塚議員。 ○六番(遠目塚文美君)  これより、議案第六十九号公の施設の指定管理者の指定について、議案第七十号公の施設の指定管理者の指定についてに反対、議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)原案に反対、委員会提出修正案に賛成及び動議にて出された議員提出修正案について反対、以上の件について討論させていただきます。  まず、議案第六十九号については、矢岳高原ベルトンオートキャンプ場指定管理者指定に関する案件です。九月定例会の際にも、なぜ指定管理者へ移行する旨の説明を公募する前に議会に対して説明いただけなかったのかを申し上げました。市長及び担当課からは、条例改正の際にもその可能性はお伝えしていたし、これまでの指定管理者制度へ移行する際にも事前に議会へ説明していないので、今回も説明はしないと答弁いただいたことは記憶に新しいところです。  そもそも私自身、当初予算にて指定管理者選考委員会委員報酬が計上してあることを見落とし、条例改正の際にもっと追及すべきだったと今回大いに反省しており、後悔しております。この場をおかりして、今後このようなことのないようにしっかりと審査などに努めてまいります。ただ、執行部としてもそのような予算計上された時点で、今年度内に指定管理者を公募する計画があったのではないでしょうか。そうであれば、予算委員会内で新規事業として説明をいただきたかったです。言いたくはありませんが、議会軽視とも言わざるを得ません。  他自治体では、直営から指定管理者制度へ移行する際は、まず、議会へその必要性や詳細などを説明し、協議をした上で公募をする事例が多いと聞いております。指定管理者制度を継続する際にも同様だとお聞きしました。  総務教育常任委員会の報告でも述べましたが、今回私のような思いを抱いている議員がいらっしゃるのは事実です。私自身、根底にはいずれ指定管理者制度へ移行し、民間の力を最大限にかりるべきと以前より提案しているので、そのこと自体は否定はしません。これまで多額の事業費を入れているアドバイザリー業務で提案いただき実施することも当然、今回も丸投げでございます。アウトドアステーションの際にもいろいろとあったことが担当課も御存じのはずです。私も事業者からも伺っております。  今回、総務教育常任委員会では初めての試みとして公募前には間に合いませんでしたが、所管する一施設においては現地視察を行い、その後担当課及び現在の指定管理者に同席いただき、意見交換をさせていただきました。このときの意見を委員会として集約し、全協での報告や執行部との協議などを行い、指定管理者選考前に十分審査できたなら、きっと今後の指定管理者制度のあり方は変わると感じます。もちろん指定期間中、一年ごとの報告、協議等もすべきかもしれません。  さて今回、この矢岳高原では、来年五月に全日本トライアル選手権が開催されます。担当課からは「この大会が開催されるコース部分の管理は引き続き市が行うので、指定管理者へ委託しても何ら大会開催への影響はなく問題はない」と言われました。果たしてそうでしょうか。県大会、九州大会開催の際、コースを含めオートキャンプ場や矢岳高原一帯を活用して大会を開催しています。関係団体からもそのようにお聞きしました。  今回この指定管理者公募の前に、担当課からも公募にて選定された事業者からも、この大会の実質的地元の窓口であり、またこれまでも利活用が低迷していた矢岳高原の新たな価値を見出し、魅力を磨き続け尽力されている矢岳高原活性化委員会並びに関係者の皆さんへ、何ら説明もなく今回初めて指定管理者公募されて、既に選定までされていた事実に正直落胆をされていらっしゃいました。ボランティアで草刈りをしたり、ごみ拾いをしたり、大会以外にも活用されるように自主的にイベントを企画、開催したりと、そのような思いと努力に心からの敬意を表します。  若い世代の後押しをすると言いながら、このような大切なことは事後報告するとはあまりに軽率ではないでしょうか。せめて念願の初開催となる全日本トライアル選手権を終え、その効果や反省などを活かし、今後えびの市はもちろんトライアルを含め活用関係する諸団体や専門的アドバイザーなどからの意見を集約し、矢岳高原オートキャンプ場も含めた矢岳高原一帯の具体的な活用計画を策定した上で、先を見据えた指定管理者公募をすべきではないでしょうか。  既存の公の施設の指定管理者制度についても処々課題がある中で、これまでと変わらない議案上程手順で認めてしまっては何ら改善されません。これまでも、矢岳高原に関しては委員会審査や一般質問などで改善すべき点や新たな提案など意見してきましたが、言いっ放し、聞きっ放しでその後少なからず検討をいただかないと、何のための議会なのかわかりません。  くどいようですが、矢岳高原オートキャンプ場指定管理への移行については、今のこの時期では意味がありません。文化センターももちろん大事ですが、この矢岳高原などの観光施設も重要なのです。今回審議するに当たり、わずかではありますが、諸団体や関連される方に御意見を聞かせていただきましたが、先ほど述べたように、私の意見に賛同いただき、さらに市民の方からは新たな提案までいただいております。えびの市にとって観光は非常に価値のある魅力であります。だからこそ今の時期、今の状況での指定管理者制度移行は私は認められません。  次に、議案第七十号については、えびの市文化センター指定管理者指定に関する案件です。先ほど委員長報告でも申し上げましたが、指定管理期間を五年に延長した理由が余りにも漠然とし過ぎています。当初担当課は三年が妥当と判断されたのは、必ず明確な理由があってのことだとお察しします。今回はたまたま公募に対して一事業者のみの応募でありましたが、必ずしも一事業者だけとは限らないわけです。もう少し明確な五年に延長した要因やメリットを示されるべきだったと考えます。  先ほど矢岳高原ベルトンオートキャンプ場の部分でも申し上げましたが、やはり公募する前に一度議会と協議の場を設けるべきだと、この文化センター議案審査の際に確信をいたしました。えびの市のために応募をしてくださった事業者、それ以前に、限られた財源の中有意義な運用を求めていらっしゃる市民の皆様の思いに対しても大変申しわけないです。議会としてしっかりと負託を全うするためにも、市長を初め執行部におかれましては、指定管理者議案の上程手順の見直しを早急に検討すべきと提言いたします。  議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)委員会提出修正案については、先ほど述べた議案第六十九号、議案第七十号に反対のため、両議案に関連する指定管理委託料の債務負担行為となっているため、整合性をかんがみ、関連部分二カ所を削除したものでありますので、賛成いたします。よって議員動議にて提出されました修正案には反対いたします。  議員の皆さん、いま一度公の施設の指定管理者制度に関しては、運営状況はもちろんその前に議案上程への手順を改める時期にあります。今回また新たな施設を認めてしまうと、何ら改善されないままの指定管理者制度となります。執行部と議会は車の両輪というのであれば、今回は毅然とした態度で異を唱え反対すべきです。  長くなりましたが、ぜひとも私の意見に賛同いただきますようお願い申し上げ、討論を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。 ○議長(上原康雄君)  次に、議案第七十号に対して反対、議案第七十三号委員会提出修正案に対して反対、議案第七十三号議員提出修正案に対して賛成、三番吉留優二議員の発言を許します。吉留優二議員。 ○三番(吉留優二君)  討論。私は議案第七十号公の施設の指定管理者の指定について反対、議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)委員会提出修正案に反対、議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)議員提出修正案に賛成の立場で討論を行います。  文化センター指定管理者制度に移行し、社会教育課は平成二十七年四月一日から本庁に移りましたが、生涯学習の拠点である文化センターから身近である教育委員会がなくなるという不安は、当時から言われてきました。指定管理者制度移行までは、生涯学習の拠点として市民、地域住民の方々にとって大変身近で重要な公共施設として定着してきた施設でありました。その間、社会教育課文化センター内に設置されており、市民も自分たちの利用する施設として文化協会を初め各団体、市民が気軽に事務所に立ち寄れ、いろいろな打ち合わせをして手軽にでき、非常に身近に感じる施設でもございました。  したがいまして、文化センター指定管理者でなく市が直営で管理運営することで、関係団体、市民との情報交換、交流が進み、活性化を取り戻し、文化の杜にふさわしい施設に生まれ変わると思います。  以上の理由により議案第七十号公の施設の指定管理者の指定について反対、ベルトンオートキャンプ場の管理業務については賛成のため、議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)委員会提出修正案に反対、議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)議員提出修正案に賛成するものであります。趣旨を御理解いただき、議員各位の賛同を求め討論を終わります。 ○議長(上原康雄君)  次に、陳情第五号に対して賛成、十三番西原政文議員の発言を許します。西原政文議員。 ○十三番(西原政文君)  それでは、陳情第五号後期高齢者医療費窓口負担について、原則一割負担の継続を求める意見書を国に提出することを求める陳情書に賛成の討論を行います。  今回、提出されております陳情の趣旨として高齢者の窓口負担の原則、現在は一割でありますが、これを二割化する。年金収入も減る中、医療費が長期化するにわたる高齢者の生活を圧迫することは明らかであります。えびの市においては、担当課でも認められておられるように、わずかばかりの国民年金、えびの市においては四、五万円ともいうのが実情です。中には一万五千円未満の方が現在五百四十人おられます。こういった方々が病院での窓口での負担また……というのは大変なことだと思います。そうした中で病院に行くのを控えているのが実情です。  これをさらに二割に引き上げた場合、このことはもっと負担が重くなり、病院に行くことは困難になる。そのことにより、病気の重症化を招くことは明らかであります。このことは、ますます保険制度や後期高齢者、国民健康保険制度などの保険制度の財政を圧迫する、このことは明らかではないでしょうか。そうしたことは、これまで頑張ってきた高齢者の本当に安心した老後を迎えるという本来あるべき国や自治体の仕事を思うと、欠如していると言わざるを得ません。  福祉や社会保障の問題になると財政の問題が言われます。国策だから仕方がないとの声もあります。しかし、今日のニュースなどを見てみましても、軍事費の増大や戦後最大の内部留保を持つ大企業への減税、優遇税制も進められています。国や自治体が国民のために、福祉のために、医療のために使うというのが本来の姿であって、ところが今日では、国の財政は本当に浪費をしていると言わざるを得ないと考えます。また、そうした報道もされます。そういった部分を本当に安心して暮らせる国づくり、社会づくり、自治体づくりのために使うべきだと考えます。  よって、えびの市において本当に生活困窮者も多い中で、これ以上の医療費の負担というのはあってはならないと考え、今回の陳情の趣旨に賛同するものであります。  以上で賛成の討論といたします。 ○議長(上原康雄君)  次に、議案第七十三号議員提出修正案に対して賛成、十四番蔵園晴美議員の発言を許します。蔵園議員。 ○十四番(蔵園晴美君)  これより、議案第七十三号議員提出修正案に対して賛成の立場で討論をいたします。  修正案理由の説明と重複いたしますけれども、えびの市の文化センターは、市のさまざまな行政サービスを提供する窓口や学習の場であるとともに、生涯学習や地域コミュニティーの活動拠点として地域住民にとって大変身近な公共施設であります。いま一度この文化協会を初め関係団体、えびの市の社会的価値のある芸術、文化、スポーツとその支援及び存続のために、再び市が直営で運営されることが求められております。  これまでに、担当課の本庁移動に際しては、体育協会を初め各関係団体より強く、移動しないでほしいと要望があったのも記憶に新しいところであります。教育委員会におかれましては、以上のような理由から、これを機会に一考されるよう申し上げておきます。  よって、債務負担行為補正の事項から、えびの市文化センター管理業務を削除するものに対して賛成いたします。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(上原康雄君)  ほかに討論の通告はありません。  以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第六十八号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第七十一号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第七十二号 えびの市議会議員及びえびの市長の選挙における選挙運動の公費負担          に関する条例の一部改正について  議案第七十四号 平成三十年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正(第三号)に          ついて  議案第七十五号 平成三十年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正(第三号)          について  議案第七十六号 平成三十年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第三号)につい          て  議案第七十七号 平成三十年度えびの市水道事業会計予算の補正(第三号)について  議案第七十八号 平成三十年度えびの市病院事業会計予算の補正(第三号)について  以上、八件を一括採決いたします。  本案に対する各委員長の報告はいずれも可決であります。本案は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも各委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第六十九号公の施設の指定管理者の指定については、起立により採決いたします。  本案に対する産業厚生常任委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  確認のためお諮りいたします。議案第六十九号に反対の議員の起立を求めます。      〔反対者起立〕 ○議長(上原康雄君)  以上のとおり、起立による採決の結果、可否同数であります。よって、地方自治法第百十六条第一項の規定により、議長において本案に対する可否を裁決いたします。  議案第六十九号について議長は可決と裁決いたします。  次に、議案第七十号公の施設の指定管理者の指定については、起立により採決いたします。  本案に対する総務教育常任委員長の報告は否決でありますので、原案について採決をいたします。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  起立はありません。よって、本案は否決されました。  次に、議案第七十三号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第六号)についての採決をいたします。  まず、本案に対する吉留議員ほか一名から提出された議員提出修正案について起立により採決いたします。  吉留議員ほか一名から提出された議員提出修正案について賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  確認のためお諮りいたします。吉留議員ほか一名から提出された議員提出修正案について、反対の議員の起立を求めます。      〔反対者起立〕 ○議長(上原康雄君)  以上のとおり、起立による採決の結果、可否同数であります。よって、地方自治法第百十六条第一項の規定により、議長において本案に対する可否を裁決いたします。  吉留議員ほか一名から提出された議員提出修正案について議長は可決と裁決いたします。  次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について起立により採決いたします。  修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  起立多数であります。よって、修正議決した部分を除くその他の部分は、原案のとおり可決されました。  次に、陳情第五号後期高齢者医療費窓口負担について原則一割負担の継続を求める意見書を国に提出することを求める陳情については、起立により採決をいたします。  本陳情に対する産業厚生常任委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。本陳情は、原案のとおり採択することに賛成の議員の起立を求めます。
         〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  起立少数であります。よって、陳情第五号は、不採択することに決定いたしました。  次に、陳情第六号介護従事者を確保するために実効性のある対策を講じることを求める意見書を国に提出することを求めることに関する陳情書については、産業厚生常任委員長から、会議規則第百八条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。陳情第六号については、産業厚生常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、陳情第六号は委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。  日程第二、報告第十四号専決処分した損害賠償の額の決定についてから、日程第十二、議案第八十八号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第八号)についてまで、以上一括議題といたします。  市長に提案理由の説明を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  それでは、今期定例会に追加で提案いたします議案等について、その提案理由を御説明いたします。  報告第十四号専決処分した損害賠償の額の決定について御説明申し上げます。  平成三十年十月十日、水曜日、午前九時ごろ、市道東西長江浦線に埋設してある暗渠管の漏水の原因を調査するため、用水調整器の開閉操作を行ったことにより、養魚場内への水量が不足したため、養魚場内の魚を一部死滅させた物損事故について、市側の過失割合一〇〇%、相手側の過失割合ゼロ%の判定で示談が成立し、損害賠償額が決定しましたので、地方自治法第百八十条第一項の規定により専決処分しました。よって、同条第二項の規定により報告するものであります。  議案第七十九号えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。  平成三十年人事院勧告に基づく国家公務員にかかる一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律の施行に伴い、本市一般職の職員においても、国の取扱いに準じた措置を講ずる必要があるため、えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正するものであります。  議案第八十号えびの市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及びえびの市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。  平成三十年人事院勧告に基づく国家公務員にかかる一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律の施行に合わせて、特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律も施行されましたが、本市特別職の職員等の期末手当の支給率においても、国の取扱いと同様の措置を講ずる必要があるため、えびの市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及びえびの市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正するものであります。  議案第八十一号えびの市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。  えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の施行に合わせて、本市企業職員においても、一般職の職員の取扱いと同様の措置を講ずる必要があるため、えびの市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正するものであります。  議案第八十二号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第七号)について御説明申し上げます。  平成三十年度えびの市一般会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ八百一十九万三千円を追加し、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ一百五十五億二千三百五十六万七千円となります。今回の補正のうち歳出は給与改定に伴う人件費及び繰出金等の増額であります。歳入は今回の補正に係る財源として繰入金を補正するものであります。  議案第八十三号平成三十年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。  平成三十年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ三十一万二千円を追加し、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ三十四億六千九百八十一万三千円となります。歳入としましては、職員の給与改定に伴うもので、繰入金三十一万二千円を増額するものであります。歳出としましては、総務費三十一万二千円を増額するものであります。  議案第八十四号平成三十年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。  平成三十年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ七万一千円を追加し、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ六億八千九百五十三万二千円となります。歳入としましては、職員の給与改定に伴うもので繰入金七万一千円を増額するものであります。歳出としましては総務費七万一千円を増額するものであります。  議案第八十五号平成三十年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。  平成三十年度えびの市介護保険特別会計予算の補正につきましては、保険事業勘定で歳入歳出それぞれ三十八万三千円を追加し、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ三十三億六千二百二十一万三千円となります。今回の保険事業勘定の補正で主なものは、職員の給与改定に伴うもので、歳入で繰入金など三十三万三千円を増額し、歳出で総務費を二十九万五千円、地域支援事業費八万八千円を増額するものであります。  議案第八十六号平成三十年度えびの市水道事業会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。  平成三十年度えびの市水道事業会計予算の補正につきましては、水道事業費用を五十六万三千円増額し、補正後の水道事業費用が四億三千九百六十四万八千円となるものであります。内容としましては、職員の給与改定に伴い営業費用の各目の人件費をそれぞれ増額するものであります。  議案第八十七号平成三十年度えびの市病院事業会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。  平成三十年度えびの市病院事業会計予算の補正につきましては、病院事業収益は、医業外収益の他会計補助金を三万三千円増額し、補正後は七億九千七百十一万六千円となり、病院事業費用は給与費を二百七十万七千円増額し、補正後は九億六千七百八万五千円となるものであります。内容としましては、病院事業収益及び病院事業費用のいずれも職員の給与改定に伴い増額するものであります。  議案第八十八号平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第八号)について御説明申し上げます。  平成三十年度えびの市一般会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ一千一百九十万五千円を追加し、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ一百五十五億三千五百四十七万二千円となります。  今回の補正のうち歳出としましては、農林水産業費の担い手対策推進事業費について、平成三十年九月に発生した台風第二十四号により被災した農業用施設等に対する経営体育成支援事業補助金を計上するものであります。歳入としましては、今回の補正にかかる財源として県支出金及び繰入金を増額するものであります。  以上、御提案申し上げましたが、何とぞ御賛同賜りますようお願いいたします。 ○議長(上原康雄君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  質疑通告のため、しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 一時五十四分                     開議 午後 二時  五分 ○議長(上原康雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、十三番西原政文議員の発言を許します。西原政文議員。 ○十三番(西原政文君)  それでは、一般会計補正予算(第八号)についてお尋ねをいたします。  今回、台風二十四号による被害があって今回補正が組まれたということでありますが、本当にこういった災害が突発的に起こることが心配されます。これからも十分な対応と対策をとっていただくことを、まず冒頭申し上げた上でお尋ねをいたしますが、今回この歳入歳出とともに一千一百九十万五千円という担い手対策推進事業費が組まれてるわけなんですけれども、この台風二十四号によるえびの市における全体的にはどのような被害があったものかお聞かせください。 ○畜産農政課長(米倉健一君)  今回補正予算をお願いしております施設等の損壊、または撤去等の被害ということにつきましては、申請につきましては二十九経営体、件数につきましては六十二件ということになっております。今回の補正予算の内訳につきましては、申請者二十九経営体、被害の案件につきましては六十二件ということになっております。被災の内訳につきましては、ハウスの損壊三十二経営体、園芸施設の損壊十五経営体、畜産施設十三経営体、農業用機械二経営体の六十二件ということになっております。  また、その被害等の補修、また再建に関する事業費といたしましては、概算でございますけれども、二千三百八十三万三千円ということでございます。今回、経営体育成支援事業のみを予算化させていただいておりますが、この事業につきましては、事業主体が市ということで実施することにしております。  また、事業主体がえびの市農業再生協議会が実施する事業としまして、種子のまき直し、追肥、追加防除等に対する支援ということで、この事業につきましては、申請者が五経営体、被災内訳としましては、ホウレンソウの経営体が四経営体、ホウレンソウプラスキャベツの経営体が一経営体ということで、事業費につきましては、二百一十六万六千円、内訳が補助金が一千七万九千円、これは事業費は市を通らない予算でございます。  あと、事業実施主体がJAえびの市ということで取り扱いをしておりますのが、畜舎、飼養管理施設、機械の補修、改修、これも補助率は二分の一ということになりますが、申請件数は六経営体ということで、畜舎等の損壊ということで、事業費につきましては一百四万六千円、補助金が七十二万七千円ということで、この事業につきましても事業主体がJAえびの市ということで、予算上は市を通らないということになっているところでございます。 ○十三番(西原政文君)  今課長が、項目別に一つずつ聞こうと思っておりましたが、全部まとめていただいたようで、非常に的確であったなと感心するところであります。  そこで、質問項目を今含んだ部分飛ばしていきますが、今回、私も西諸共済からは案内を見た覚えがあるんですが、この申し込み期間、これはえらい短かったんではないかなと思うんですが、募集期間は被害状況と補償状況はわかりました。この今回の二十四号の被害に対する補償の募集のあり方については、西諸共済からの募集があった、あれがもとになってるのか、独自で調査されたものかお聞かせください。 ○畜産農政課長(米倉健一君)  今回の募集でございますが、まず十一月十三日、県からの支援策、スケジュールの説明があったところでございます。その中で被害状況の把握を行って、十二月五日までに要望額を県へ提出する必要があるということで説明を受けたところでございます。そのスケジュールでなかなか期間がないということで、十一月十五日に台風二十四号、今回の事業の説明会を十一月二十六日に実施をするということで、自治会連合会の会長のほうに臨時の緊急文書配布ということで、全戸配布で十一月二十六日の説明会の案内チラシをお配りさせていただいたところです。  どうしても文書の配布が、自治会によっては十日間ぐらいを必要とするということで、十一月十五日に文書配布で、十一月二十六日の説明会ということにしたところでございます。十一月二十六日に説明会を行いまして、相談件数につきましては四十九件ほどあったところでございますが、十一月末日までに一応申請を受け付けをしたということでございます。その時点で、それをもって要望額、被害額を確定いたしまして、県のほうへ要望額を提出させていただいたという流れになっております。 ○十三番(西原政文君)  今回募集期間がえらい短かったなと思って、西諸共済の案内を見たときに、見てからもう何日もたってないがなと思いながら、今回予算が的確に上がったものですから、……ですが、応募者数は何ぼあったのか、希望者は幾らあったのかとお聞きしようと思ってましたら、四十九件あったということで、これが相談件数で全てが相談に来られた方々が全て対象となったものか、対象とならなかったような事例があれば、また教えてください。 ○畜産農政課長(米倉健一君)  今回の支援対象については、家庭菜園は除くということになっております。小菜園等の被害報告ということもあったところでございますが、そこについては対象になってないというところでございます。  また、内容によっては農業共済に加入しなければならないと、今後もしなければならないというものもございまして、共済加入の負担等、被害の補償等を勘案されて、申し込みを辞退されたという案件もあるところでございます。 ○十三番(西原政文君)  実際に四十九件相談があって、ならなかった方もおられるということなんですが、そのならなかったものについて、自家菜園はならなかったということでいいんですけれども、その共済加入をしなければならないということで、今回のこの要件から外れた方もおられるという説明でしたかと思うんですが、そういった中で、建物や工作物によるもので対象とならなかった方もおられますか。 ○畜産農政課長(米倉健一君)  相談によってはそのような、今議員おっしゃる相談で、対象にならなかった方もいらっしゃるところでございます。 ○十三番(西原政文君)  対象とならなかった方もおられるということで、同様に台風二十四号本当にすさまじいものであったかと思うんですが、そういった方々への対策は今後は何か考えておられるものか、お聞かせいただきたいと思います。 ○畜産農政課長(米倉健一君)  ただいま受け付けを行って要望額を確定したという段階でございます。今議員おっしゃる内容等については、今後どのような支援ができるのかというところについては、検討はさせていただきたいと思っております。 ○十三番(西原政文君)  ぜひそういった、今後も営農が続けられるように対策をとられることを願って質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(上原康雄君)  ほかに質疑の通告はありません。  以上で質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております報告第十四号専決処分した損害賠償の額の決定については、以上をもって終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第七十九号から議案第八十八号までについては、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第三十六条第三項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、議案第七十九号から議案第八十八号までについては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  討論なしと認めます。  以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第七十九号 えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について  議案第 八十号 えびの市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び          えびの市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の          一部改正について  議案第八十一号 えびの市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正につ          いて  議案第八十二号 平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第七号)について  議案第八十三号 平成三十年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正(第四号)に          ついて  議案第八十四号 平成三十年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正(第四号)          について  議案第八十五号 平成三十年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第四号)につい          て  議案第八十六号 平成三十年度えびの市水道事業会計予算の補正(第四号)について  議案第八十七号 平成三十年度えびの市病院事業会計予算の補正(第四号)について  議案第八十八号 平成三十年度えびの市一般会計予算の補正(第八号)について  以上十件を一括採決いたします。  本案は、いずれも原案のとおり決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、本案は、いずれも原案のとおり可決されました。  日程第十三、委員会提出意見書案第一号硫黄山噴火に伴う泥水対策等に関する意見書案についてを議題といたします。  提出者に提案理由の説明を求めます。西原義文産業厚生常任委員長。 ○産業厚生常任委員長(西原義文君)  それでは、委員会提出意見書案第一号硫黄山噴火に伴う泥水対策等に関する意見書(案)、上記の議案を別紙のとおり地方自治法第百九条第六項及び第七項並びにえびの市議会会議規則第十三条第二項の規定により提出します。  平成三十年十二月十三日、提出者産業厚生常任委員会委員長西原義文  えびの市議会議長上原康雄殿  硫黄山噴火に伴う泥水対策等に関する意見書(案)  本年四月に硫黄山が二百五十年ぶりに噴火し、現在でも依然として予断を許さない状況が続いており、この噴火に伴う泥水がえびの高原内を流れる河川に流入し、下流にある河川の水質悪化など観光業、農林水産業、畜産業、商工業など様々な産業への影響が長期に及び深刻化している。特に長江川水系河川の水質悪化については、ヒ素などの重金属類が環境基準値を上回る濃度で確認され、また、PH値は農業用水基準を上回る数値を示したため、水田への取水が制限され、市内の水田の一部では水稲の作付けができないなど、農業を基幹産業とする当市においては風評被害等も含め非常事態となっている。  噴火当初から、国、県、各関係機関により泥水対策や水質改善に向けた各事業等を実施していただき、水質に関しては改善傾向を示している状況にあり、また、今年度の農家支援についても現行法による柔軟な対応をいただいたことには感謝申し上げる次第である。  しかしながら、泥水対策について、えびの高原内での河川流入に対する抜本的対策は明確に示されておらず、来季以降の農業用水としての代替水源の確保など早急に対応すべきであるが、その整備については短期間での対応は困難な状況であり、未だ農業用水としての十分な水の確保はそのめどが立っていない。そのため被害農家は水稲に替わる代替作物への転換など苦渋の判断を迫られている状況にある。ついては来年度以降の中長期的な支援、対策等について下記事項による特段の措置を講じるよう強く要望する。                    記
     ①今回の河川水質悪化は、その原因となる泥水が硫黄山より流出し、国立公園内で河川に流入しているため、中和処理施設の早急な整備の実施(ろ過装置及び浄化装置の設置を含む)、又は、この河川へ流入させない経路を検討し、その対策を講じること。また、現在堆積している泥土の早期撤去及び現地での保管場所の確保対策を講じること。  ②代替水源確保対策については、国立公園内を水源とする水系以外に恒久的な水源を確保する対策を講じること。  ③農家支援対策については、被害農家に対し稲作反収一〇〇%の支援対策を講じること。  ④上記対策については、現行法での対応が困難な場合、新たな法整備の検討を行うと共に、その検討期間においては現行法による柔軟な対応を継続すること。なお、財政負担については地方交付税等の算定にあたり全面的な支援を講じること。  以上、地方自治法第九十九条の規定により、意見書を提出する。  各議員皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(上原康雄君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  質疑なしと認めます。  以上で質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております委員会提出意見書案第一号については、会議規則第三十六条第二項の規定により、委員会への付託を省略いたします。  これより討論に入ります。討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  討論なしと認めます。  以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  委員会提出意見書案第一号硫黄山噴火に伴う泥水対策等に関する意見書案を採決いたします。  本意見書案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、本意見書案は、原案のとおり可決されました。  日程第十四、議員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。えびの市議会会議規則第百六十二条の規定により、平成三十一年一月七日に宮崎市で開催される宮崎県市長会研修会に、金田輝子議員、遠目塚文美議員、小東和文議員、松窪ミツエ議員、蔵園晴美議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、ただいまお諮りのとおり、議員派遣することに決定をいたしました。  お諮りいたします。ただいま議決された議員派遣についてやむを得ず変更が生じる場合には、議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、ただいまお諮りのとおり議長に委任することに決定いたしました。  次に、各委員会の所管事務調査の申し出についてお諮りいたします。各委員会の委員長から、それぞれ議席に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の日程を許可していただきたい旨の申し出があります。各委員長からの申し出のとおり、許可することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、許可することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま議決されました各委員長からの申し出の日程許可に基づく委員派遣要求書による承認以外の委員等派遣の承認については、議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、お諮りのとおり決定いたしました。  お諮りいたします。今期定例会において議決されました議決案件などの条項、字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第四十一条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、議決案件などの条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決定いたしました。  これで、本日の日程は全部終了いたしました。  以上で、今期定例会に付議された案件の審議は、全て議了いたしました。  これをもって、平成三十年十二月えびの市議会定例会を閉会いたします。                     閉会 午後 二時三十一分...